• 検索結果がありません。

平成29年度 機関評価報告書 外部評価 | 資料集 | 大分県産業科学技術センター

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "平成29年度 機関評価報告書 外部評価 | 資料集 | 大分県産業科学技術センター"

Copied!
31
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平成29年度

機 関 評 価 委 員 会

開 催 報 告

平成29年10月

(2)

平成29年度

機関評価委員会の開催報告について

大分県産業科学技術センター

(以下

「センター」

といいます。

は、

大分県中小企業活性化条例

(平

成25年3月施行)及び、大分県商工労働部が毎年策定する「おおいた産業活力創造戦略」に基づき、

県内企業を技術的側面から支援する県内唯一の工業系公設試験研究機関として、前身となる大分県醸

造試験場設置(明治43(1910)年)以来、107年間にわたりその役割を果たしてきました。

基本使命として「ものづくり現場の技術支援機関」を掲げ、県内企業が抱える「技術の高度化」や

「新技術・新製品開発」といった課題に即応するため、設備利用や依頼試験、共同研究、技術研修な

ど技術的側面から企業支援を行っています。また、更なる企業支援の充実に向けた大分県版第4次産

業革命“OITA4.0”の挑戦を進めるため、IoTプロジェクトの創出やドローン産業の創出など革新

的技術の活用促進にも取り組みながら、新たな技術シーズの創出と技術移転を図るとともに、センタ

ー単独で的確な支援が難しい場合には、国研・大学・他県公設試等との多様な連携を通じた支援にも

取り組んでいます。

センターでは、このような様々な支援や取り組みを着実に遂行するため、平成26年3月に「第3期

中期業務計画」を策定し、平成30年度までの5カ年にわたる目標を立てて業務を推進しています。ま

た、平成18年度から業務評価制度を設けて、センターにおける業務を適正かつ効率的・効果的遂行

を期すため、大学、企業、支援機関等の外部委員に評価していただく機関評価委員会(以下「委員会」

といいます。)を開催し、その評価や助言・提言を受け対応を検討し業務改善に努めているところで

す。

今年度は、第3期中期業務計画の策定から4年度を迎え、前回委員会において委員の方から中間評

価及び様々な指摘や意見をいただいたことから、その対応を踏まえ、改めて第3期中期業務計画の取

り組みに対する評価をいただくため、委員会を開催しました。

委員会では、前回委員会の評価と対応や第3期中期業務計画の取り組みについて、19の評価項目

ごとに平成28年度の実績や支援・研究事例などの説明を行った後、各委員との質疑応答や意見交換

が行われ、委員協議の後、門田委員長から総合講評をいただき閉会しました。

各委員からは、後日、各評価項目に対する、4段階評価やコメントを記載した評価表をご提出いた

だきました。いただいた貴重なご意見やご提言については真摯に受け止め、PDCAサイクルを回しな

がら今後も絶えず業務改善を実施していく所存です。

最後になりましたが、委員各位におかれましては、ご多忙の中にもかかわらず委員をお引き受け下

さり、センターの運営に関しまして、ご理解・ご協力、またご支援を賜りましたことに心から敬意を

表するとともに、この場をお借りして深く感謝を申し上げます。

(3)

1 平成29年度機関評価委員会の開催概要

(1)目的

(2)機関評価委員名簿

(3)日時

(4)場所

(5)内容

(6)第3期中期業務計画と評価項目の関係

(7)評価方法

平成29年度機関評価委員会における評価結果及び今後の対応等

(1)評価表の集計結果

(2)各委員のコメント(要約)

(3)評価項目別の委員のコメント及び今後の対応

参考資料

(1)機関評価委員会実施要領

(2)第3期中期業務計画

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

10

(4)

平成29年度機関評価委員会の開催概要

(1)目的

センターでは、平成18年度から中長業務期計画の達成に向けて業務の進捗状況を確認し、

業務運営の改善及び向上、業務の透明性の確保を図ることを目的に、大学や産業界など外部の

有識者の方々から構成される機関評価委員会を開催しています。

平成29年度の機関評価委員会では、センターの中期的な業務指針である第3期中期業務計

画の取り組みに対する中間評価(平成28年度実績に対する評価)を受けることを目的に開催

しました。

(2)機関評価委員名簿

(◎委員長)

(順不同)

(3)日

時:平成29年6月22日(木)13:30~17:00

(4)場

所:大分県産業科学技術センター

第1研修室、第2研修室

(5)内

容:委員7名出席

前回機関評価委員会の評価と対応、平成28年度における中期業務計画の取り組み状況の説明

を行い、質疑応答、施設見学後、委員のみによる協議を行い、その結果をふまえセンターに伝達

氏名(敬称略) 所 属 役 職 備 考

門田 淳一 ◎ 国立大学法人大分大学

理事(社会連携・国

際担当)・副学長

学:産学官連携推進機構長

吉丸 栄市 くにみ農産加工(有) 代表取締役

産:食品産業

おおいた食品産業企業会企画委員長

赤枝 昭彦 三井造船(株)

理事 大分事業所長

兼 機械・システム

事業本部運搬機工場

工場長

産:大分県コンビナート企業協会

丸井 彰

エ ス テ ィ ケ イ テ ク ノ ロ

ジー(株)

取締役相談役

産:医療機器産業

大分県医療ロボット・機器産業協議会会長

神品 誠治 (株)江藤製作所 代表取締役社長 産:金属加工

鳥越 繁一 (株)鳥繁産業 代表取締役社長 産:食品関連産業

(5)

(6)第3期中期業務計画と評価項目の関係

第3期中期業務計画の項目に合わせて、以

下の評価項目を設定しています。

(7)評価方法

委員会終了後、

各委員から提出された評価表の上記評価項目ごとに、

次の4段階評価

「A~D」

及びコメントにより実施します。

また、各委員からの4段階評価に以下のとおり1~4点までの点数を付し、評価項目ごとに

28点満点を100点満点に換算(小数点以下切り捨て)して評価点数を算出します。

※7名×4点=28点満点

A:適切に実施(4点)

B:概ね実施(3点)

C:一部に改善点あり(2点)

D:見直しの必要あり(1点)

第3期中期業務計画の項目

評価項目

企業のものづくり活動に

対する総合支援

①技術相談

②依頼試験

③共同研究・受託研究

④設備利用

⑤企業技術研修

⑥創業支援(インキュベーションラボ)

企業のものづくり活動に対する総合支援に関する総合評価

技 術 シ ー ズ に よ る 県 内

産業の振興

①新しい技術シーズの創出

②蓄積された技術シーズの活用

③県内企業へ技術移転・事業化の推進

技術シーズによる県内産業の振興に関する総合評価

多様な連携による支援

①県境を越えた広域連携の推進

②他の支援機関との連携

多様な連携による支援に関する総合評価

計画の推進体制

①柔軟で効率的な組織運用

②職員の資質向上

③業務の遂行管理

④広報活動の強化

(6)

平成29年度機関評価委員会における評価結果及び今後の対応等

各委員の4段階評価及び評価項目ごとの評価点数については、「評価表の集計結果」のとお

りです。

(1)評価表の集計結果

第 3 期 中 期 業

務計画の項目

評価項目

適切に

実施 B

概ね

実施

一部に改

善点あり D

見直しの

必要あり

評価点数

<参考>

前回評価

点数

選択した人数を表示 100点満点

Ⅰ 企業のもの

づくり活動に

対する総合支

①技術相談 5 2 0 0

92点

92点

②依頼試験 6 1 0 0

96点

96点

③共同研究・受託研究 3 4 0 0

85点

82点

④設備利用 2 3 2 0

75点

82点

⑤企業技術研修 3 4 0 0

85点

75点

⑥創業支援(インキュベーション

ラボ)

2 5 0 0

82点

85点

企業のものづくり活動に対する

総合支援に関する総合評価

3 4 0 0

85点

85点

Ⅱ 技 術 シ ー

ズ に よ る 県

内 産 業 の 振

①新しい技術シーズの創出 3 4 0 0

85点

85点

② 蓄 積 さ れ た 技 術 シ ー ズ の 活

2 5 0 0

82点

89点

③県内企業へ技術移転・事業化

の推進

2 5 0 0

82点

75点

技術シーズによる県内産業の

振興に関する総合評価

3 3 1 0

82点

85点

Ⅲ 多 様 な 連

携 に よ る 支

① 県 境 を 越 え た 広 域 連 携 の 推

4 2 1 0

85点

85点

②他の支援機関との連携 2 5 0 0

82点

78点

多様な連携による支援に関す

る総合評価

4 3 0 0

89点

85点

Ⅳ 計 画 の 推

進体制

①柔軟で効率的な組織運用 2 5 0 0

82点

89点

②職員の資質向上 2 5 0 0

82点

85点

③業務の遂行管理 4 3 0 0

89点

82点

④広報活動の強化 0 5 2 0

67点

75点

計画の推進体制に関する総合

評価

(7)

(2)各委員のコメント(要約)

各委員のコメントの要約については、以下のとおりです。

第3期中期業

務計画の項目

評価意見

課題提言

企 業 の も

のづくり活動

に対する総合

支援

企業訪問や企業技術研修等

を通じて、

互いの必要性と可

能 性 を 見 出 し た 結 果 が 依 頼

試 験 や 設 備 利 用 の 促 進 に 繋

がっている。

依頼試験の成果を依頼会社

の 業 務 改 善 に ま で 生 か す こ

とが出来ている。

依頼試験や共同研究・受託

研 究 等 に つ い て 真 摯 に 対 応

している。

依頼試験や設備利用企業の現状分析やより多くの

企業が利用するための検討を進め、更なるPR活動

を実施していくこと。

研究開発について、経験の無い企業にもチャンス

を 与 え て あ げ ら れ る よ う な 方 法 を 検 討 し て い く こ

と。

研修のPR不足については、県内外の各種団体や

協議会と、更なる連携を強化して、上手く進めてい

くこと。

IoT関連への対応策や体制作りを進めていくこ

と。

技 術 シ ー

ズによる県内

産業の振興

企業との研究開発の取組か

ら 事 業 化 に 至 る ま で を 粘 り

強くサポートしている。

新 た な 技 術 移 転 の 仕 組 み

(権利譲渡)

による成果に期

待している。

感度良くニーズの収集を進めていくこと。

シーズの拡大には、大学や研究機関、公設試との

連携等によりPR活動を更に図っていくこと。

業界をけん引することができる企業に技術移転を

行い、業界全体をけん引する取組を企業に促してい

くこと。

今後のドローン技術に関しては、シーズがまだ多

くはないので、この機会を逃さずに、先端技術イノ

ベーション拠点も武器として運用していくこと。

多様な連

携による支援

人的な交流も含めて、連携

が強化推進されている。

機器や得られた成果の勉強

会 開 催 も 効 果 が 見 ら れ て い

る。

大分大学など支援機関等の連携の強化を更に進め

ていくこと。

全国の公設試や産総研のデータベース等の活用促

進及び、各地の技術や商品化の事例を、体系的に検

索できる仕組み作りを検討していくこと。

企業が必要とする内容をデータ検索することで、

必要な情報を一括で入手出来るような、AI コンセル

ジュを導入していくこと。

計画の推

進体制

各種課題に対して、真摯に

受け止め、

迅速に対応策を講

じている。

センターが実施しようとし

て い る 県 内 の 商 工 会 議 所 を

通 じ て の 広 報 活 動 の 効 果 を

期待している。

新データベースシステムの

今後の活用を期待している。

今後も派遣計画を立て、計画的な人材の育成に努

めていくこと。

アンケートの回収率向上の対策を検討すること。

機器の活用方法については、利用する側に分かり

やすく、理解してもらうために動画での公開を検討

すること。

大分県の科学振興を推進するため、子供達には、

分かり易い様にアニメで発信していくこと。

(8)

(3)評価項目別の委員のコメント及び今後の対応等

※下線を引いた委員コメントは、「C一部に改善点あり」を選択した委員のコメントです。

Ⅰ 企業のものづくり活動に対する総合支援

評価意見

技術相談の内容が、複合化し複雑になってき ている状況の中、技術相談件数を伸ばしている ことに感心した。

企業訪問件数の増加と比例して、技術相談件 数も増えていることから、企業訪問の成果が結 果となって表れているのではないか。

近年の技術相談件数の増加要因としては、改正食品表 示法の施行、クレーム処理、県外企業からの相談の増加 など様々ありますが、ワンストップサービスを意識した うえで各機関と連携を図りながら、技術相談や企業訪問 に取り組んでいきます。

課題提言

今後の傾向としては、IoT関連の技術相談 が急増してくると考えられるため、IoT関連へ の対応策を、先行して実施して欲しい。

IoT関連の技術相談に対しても、本庁各課と連携を 図るとともに、来年度から共用を開始する先端技術イノ ベーション拠点により企業の技術力向上を支援していき ます。

評価意見

平成28年度依頼試験件数は前年度に比べて1 4%上昇しており、真摯に対応しているようで、 評判が良いと聞いている。(同意見2人) センターが実施している食品関連の調査分析 やプラズマ質量分析装置など精密機器を用いた 依頼分析試験を活用することにより、依頼会社 は、従来は試験結果だけをお客様に返答してい たが、現在はさらに踏み込んで再発防止の改善 活動にまで生かすことが出来ていると感じた。

依頼試験に来られた企業に対しては、試験結果だけで なく、原因究明の考察などの支援もできるように、今後 も、改善対応を続けていきます。

評価意見

センターに無い設備についても、他の支援機 関等と連携を図りながら、適切に対応出来ている と感じた。

予算の都合もあり、センターで整備できる機器には限 りがありますが、今後もできる限り多くの企業に、満足 いただけるような試験体制及び連携体制を整備していき ます。

課題提言

依頼企業を所在地別に分類すると、大分市の 一極集中となっているが、工業団地のある地域 やニーズのある地域へのアプローチも実施して欲 しい。

依頼試験について利用企業の地域、業界などの分析を 行っております。広報の項での指摘もあるように、セン ターの利用方法の説明や認知度を上げる事で、県内全域 での利活用の向上につながると考えております。今後も 商工団体等支援機関への説明会や広報等を強化していき ます。

評価意見 課題提言

研究を積極的にかつ真摯に実施していると感 じた。今後は更に地場企業とのマッチング活動を 積極的に進めて、補助金や商品化のプランニング を図ってはどうか。

企業訪問や技術相談等を通して、より専門的な情報を 開示することによりマッチングを深化させ、共同研究の みならず、補助事業への申請や事業化・商品化に向けた 総合的な支援を行います。

課題提言

センターへ研究を依頼する場合、企業側にも 費用負担が生じるため、県内でも資力や技術力 の優れた企業が参加していると思われるが、経 験のない企業にもチャンスを与えてあげられるよう な方法も検討して欲しい。

申請経験のない企業に対しては、共同研究などへの誘 導や申請書の書き方、効果的な連携手法などについて積 極的に支援していきます。また、サポインなど競争的資 金への応募案件では、産業創造機構と連携して、申請書 の書き方やプレゼンテーションのブラシュアップのため の取り組みも行っていきます。

評価意見

県が活用を推進している3Dプリンタや、新 規に導入した赤外分光分析装置の貸付件数が多 いので、センターの計画通りになっていると思わ れる。

今後も、企業単独では整備が困難な機器や、先端技術 産業参入を支援できる機器、企業活動に必要な機器な ど、利用者の満足度向上や中小企業の力になれるよう、 計画的に機器整備を行っていきます。

課題提言

平成28年度機器貸付件数は、平成27年度 実績比較で3.1%の上昇が確認できるが、上 昇率は軽度であり、平成26年度実績に比べて減 少していることから、この原因分析や今後の貸付 件数の増加に向けた取組について検討して欲し い。

機器ごとの利用時間、利用企業、産業分野別の分析は 毎年行っております。機器貸付については、利用企業に おける開発の進捗や機器の整備状況により利用率が変化 します。H26年度実績件数に比べてH28年度実績件数 が減少した理由は、特定の企業の大型開発案件の終了に 伴い、機器利用が減少したことが考えられます。 また、過去にはセンターで利用していた機器を自社で 整備したことにより、利用率に影響が出た件もありま す。利用実績を分析することで、機器の整備計画やメン テナンス計画等に活用するとともに、利用頻度の低い機 器については研修や広報などで活用の向上を図っていき ます。

センターでは、各委員の評価意見や課題提言等を踏まえて、今後以下のような業務推進や改善に努めることとします。

今後の対応

1.技術 相談

2.依頼 試験

評価 項目

評価 点数

意見コメント 意見

内容

92点

96点

3.共同 研究・受 託研究

(9)

課題提言

機器や設備のスペック資料は、その性能等を 理解できている者には分かり易いが、知識の無 い者には分かりにくい。逆引き辞典のように、 過去の支援事例や成果からでも適切な機器や設 備の説明を告知する方法も検討してみてはどう か。

センターの支援事例集では、具体的な活用事例も掲載 しておりますが、企業の内部データであったり、案件ご とに対応が異なりますので紹介事例が限られています。 センター職員の丁寧な説明や提案を心掛けるとともに、 機器利用の事例集についても、広報案件として検討して いきます。

課題提言

特定の企業からの設備利用が多いようなの で、より多くの企業が利用するように、更なるP R活動を進めて欲しい。

OITA4.0推進により、来年度からかなり の試験設備が運用されるので、多くの活用を図 るためにも、迅速なPR活動が必要ではないか。

利用企業の地域、業界などの分析を行っております が、広報の点での指摘もあるようにセンターの利用方法 の説明や、認知度の向上が必要であると考えておりま す。ホームページやメールでのPRに加えて、OITA 4.0推進に向けて利用促進のために商工団体などへの説 明会や広報等を強化していきます。

課題提言

平成28年度機器貸付件数は、前年度より増 加しているが、この稼働状況が適切な稼働率か どうか判断がしづらい面がある。

機器貸付目標の設定は困難とは思われるが、 何らかの目標値の計画を検討してはどうか。

機器貸付の指標については、産業科学技術センター第 3期中期業務計画(H26~)において、設備機器利用件 数の業務指標を、年間2400件以上と設定しておりま す。この件数は、直近5ヵ年の機器利用件数の平均値を 上回る数値として設定しております。なお、機器につい ては、夜間など自動で運用できる機器もあり、また、測 定の準備にかかる時間等も機器や検体によって大きく変 わってきます。そのため、稼働率を利用者の指標にする ことは難しいと考えています。

評価意見

各産業がまだ知らないような、センターの機 器利用を促す為に、機器だけの説明にととまら ず、品質やメカニズムまで講習を行い、平成2 8年度研修の受講者数が51%増加している事は 高く評価出来る。

企業技術研修においては、機器の操作研修のみなら ず、企業における品質管理、品質評価や生産管理等に直 結する研修内容を組み立て、企業技術者の養成・技術レ ベルの向上につながるよう努めていきます。

評価意見 課題提言

良く研修を実施されており、成果も上げてい る事に関心した。特に、オーダーメイド技術研修 については、今後も一工夫して発展展開して欲し いと感じた。

研修のPR不足については、県内外の各種団 体や協議会と、更なる連携を強化して、上手く進 めて欲しい。

オーダーメイド型技術研修については、機会があるご とに周知をしていますが、平成28年度は4件と増加して いるものの、まだまだ少ないと認識しており、今後も ホームページやメール便はもとより、各団体との連携も 深め、より一層の周知に努め企業支援を進めていきま す。

課題提言

 IoT推進が主要テーマとなってきたことか ら、センターとしても率先垂範の活動を行って 欲しい。

 IoT推進においては、情報政策課と連携を図りなが ら、先進的な成功事例等を盛り込んだ研修を企画し、県 内企業がIoTに取組めるよう支援していきます。

課題提言

 創業間もない企業も入居しており、企業価値 を表現するのは難しいと思われるが、ここから県 内企業に波及、牽引していくような取り組みを今後 も生み出して欲しい。

 創業間もないベンチャー企業については、インキュ ベーションマネージャーを中心にセンター研究員との意 見交換会等を開催し、課題の抽出やその対応策の検討を 行い、今後も支援を続けていきます。

課題提言

 今後は、IoT関連で入居者が増えると予想され るが、しっかりと対応できる体制作りを進めて欲 しい。

 今後のラボの方向性として、共通テーマの企 業連携チームに対して、創業ラボ的な仕組みを 進めてはどうか。例えば、「医療機器・開発」 をラボのテーマとし、入居企業が協同して大分 県産の商品作りを行う。

 新たな取組である先端技術イノベーション拠点ではリ サーチルームエリアを設置する予定であり、先端産業関 連企業の入居を想定しています。入居企業者は、セン ターとの共同研究等により、大分県発の製品開発を進め ていきます。

評価意見

 企業訪問、企業研修、個別研修開催等を通じ て、互いの必要性と可能性を見出した結果が機 器貸し出し件数や利用促進に繋がり、計画が良 い方向に進んでいると思う。

 機器導入前の機器整備委員会での利用促進計画や機器 の実習を含めた技術研修会、機器利用前の操作指導など の取り組みが機器貸し出し件数の増加や利用促進に繋 がっていると考えていますので、今後も着実に取り組ん でいきます。

評価意見 課題提言

真摯に良く取り組んでいると、改めて感心し ている。今後の活動では、IoT関連の研究・商品 化開発をリーディングして欲しい。

今後も企業ものづくり活動の各段階において企業が抱 える様々な技術課題に対応するため、様々なメニューに より企業の競争力を総合的に支援していきます。 また、OITA4.0への挑戦を進めるため、セン ターとしても、本庁各課と連携を図りながら、IoTや ドローン関連の研究・事業化に向けた技術支援を積極的 に行っていきます。

4.設備 利用

企業のも のづくり 活動に対 する総合 支援に関 する総合 評価

85点 5.企業

技術研修

6.創業 支援(イ ンキュ ベーショ ン・ラ ボ)

75点

85点

(10)

Ⅱ 技術シーズによる県内産業の振興

課題提言

 センターのシーズは企業に転用できるが、各 企業の持ちうる技術は、非公開にしている企業 も多く、大分県の為に広く技術共有を行ってい くという理念の共有は大変だと思うが、業界を けん引することができる企業に技術移転を行い、 業界全体をけん引する取組をその企業に促して、 シーズを拡大して欲しい。

 企業訪問や技術相談などを通して各種産業界で統一の 共通課題の把握に努めることにより、魅力ある技術シー ズを創出していきます。また、業界をけん引することが できる企業に技術移転を行うことで、業界全体のシーズ 効果の拡大を図っていきます。

課題提言

 シーズの拡大には、大分大学を始めとする大 学や研究機関、そして公設試との連携によるPR活 動を、更に図っていってはどうか。

 合同成果発表会や交流会などを通して、これまで以上 に県内大学等との連携を強化し、技術シーズのPR活動を 進めます。

課題提言

 蓄積されたシーズを、企業に促して改善につ なげていくには、センター担当のセンスが必要 とされる。企業との些細な会話の中にもそのヒ ントはあると思われるので、感度良くこれからも ニーズの収集を進めて欲しい。

 担当間の連携、OJTや企業訪問を通してコミュニケー ション能力を向上させ、また、職員研修などによりアン テナの感度を高め、企業ニーズの把握と最新技術情報の 収集・習得に努めます。

課題提言

 センターのPR活動が不足していると感じ た。大分大学を始めとする大学や研究機関、そ して公設試との連携による拡大PR活動を、更 に図っていって欲しい。「広報委員会」の今後の 活動に期待している。

 センターが保有する技術シーズである保有特許を発明 協会と連携して「知財ビジネスマッチング会」などで積 極的に紹介していきます。

 また、経営指導員等合同研修会など各種機関が実施す る研修会に参加して、蓄積された技術シーズを積極的に PRしていきます。

評価意見

 新たな「技術移転の仕組み」による成果に期待 している。

 センターとしては、実施希望者に新たな技術移転の仕 組みである譲渡契約の方法を含めた多様な選択肢を提供 しながら、技術移転の促進及び県内産業の振興に繋げて いきたいと考えています。

評価意見 課題提言

 企業との取組~事業化の最後までを粘り強く サポートして行く姿勢に感謝している。  事業化件数が伸びているが、他県との比較、 センター総事業費比較、等で示してもらえると 更なる取組強化が必要なのかが解るのではない か。

 今後は、全国の公設試などの数値と比較するような現 状分析の手法についても検討していきます。引き続き県 内企業への技術移転につながるよう周知・支援していき ます。

課題提言

 常連企業にはしっかりと技術シーズの情報が 伝わると考えられるが、センターを利用したこと が無い又は利用頻度が低い企業に対し、いかに技 術シーズの情報を浸透させていくかが課題と思わ れる。

 技術シーズの広報については、従来からの研究報告書 や支援事例集などに加えて、今年度からは、開放特許の 紹介資料の作成及びそれを活用した広報、発明協会が開 催する「知財ビジネスマッチング会」での保有特許の発 表などを行いますので、まずはこれらの広報資料や活動 を通じて、県内企業へ広く認知されるように努めていき ます。また、興味を示す方については、企業訪問等によ り個別に技術内容等を説明していきます。県内企業へ効 果的に認知させるための取組みについては、今後も工夫 しながら行っていきます。

課題提言

 特許権が生じるようなシーズ研究について は、今後も研究を続けて欲しい。そうすれば、 派生した研究成果について、更に多くの企業の 利用促進に繋がるのではないか。

 今後のドローン技術に関しては、シーズがまだ 多くはないので、この機会を逃さずに、先端技 術イノベーション拠点も武器として運用して欲し い。

 シーズ研究のテーマ設定については、研究評価委員会 により客観性・透明性を確保するとともに、研究の必要 性や波及効果などを考慮しながら検討していくことで、 魅力ある技術の創出を図っていきます。

 ドローン技術の応用によるロボット等関連する他分野 技術への展開も視野に入れながら、先端技術イノベー ション拠点設備の運用や新たなシーズ研究に取り組んで いきます。

課題提言

 IoT推進が主要テーマとなってきたことか ら、センターとしても率先垂範の活動を行って 欲しい。(同意見2人)

 今一度、さらに強力に大分県ならではの商品・ 技術の創出を目標にしたプロジェクトを推進して欲 しい。

 IoTの技術的側面からの支援については、先端技術 イノベーション拠点やドローン産業協議会により、支援 機関の率先垂範となるよう企業の技術力の向上を支援し ていきます。なお、県全体の取組みとしては、情報政策 課が実施している「おおいたIoTプロジェクト推進事 業」の取組みがありますので、これらの取組みと連携を 図りながら支援していきます。

意見コメント 今後の対応

85点

82点 評価

項目

評価 点数

意見 内容

1.新し い技術 シーズの 創出

2.蓄積 された技 術シーズ の活用

3.県内 企業へ技 術移転・ 事業化の 推進

技術シー ズによる 県内産業 の振興に 関する総 合評価

82点

(11)

Ⅲ 多様な連携による支援

1.県境 を越えた 広域連携 の推進

85点

評価意見 課題提言

 人的な交流も含め、強化推進されていると感じ た。

 他の支援機関、特に、産総研については、全 国規模での連携が可能となるが、企業ニーズと 各支援機関が有しているシーズをマッチングさ せることが出来る、広域的な知識のある方はど れ位いるのか。

 企業ニーズの相談を受けた場合、たまたま知 り合いだから紹介する、各方面に何回も足を運 ばなければいけない等のような、人手を掛ける 事無くマッチングまで繋げていける、支援機関等の ネットワークの強化を検討して欲しい。

 センターには産総研から客員研究員やイノベーション コーディネーターも配置していることから、それらの者 を中心に、全国規模でハブの役割を担っている産総研と の連携を行っています。また、横の連携としては、他県 の公設試、(公財)大分県産業創造機構、スタートアッ プセンターなどの支援機関と様々な研修会や交流会等の 機会を生かしながら、常日頃から連携の強化に努めてい ます。どこの支援機関に相談があっても、適切な支援が できる窓口に橋渡しができるよう、ネットワークの強化 に努めていきます。

【参考】

 産総研には、イノベーションコーディネーター(技術 シーズマッチング、連携プロジェクトなど)、産業技術 指導員(技術相談、外部研究開発資金提案支援など)、 技術移転マネージャー(知財関連)、スタートアップ・ アドバイザー(技術シーズの事業化、創業支援)として 全国200名のコンシェルジュがいます。

 また、中小・中堅企業との連携の専門家である中小企 業連携コーディネータ(10人)がおり、中小/中堅企 業と産総研研究者との連携(共同研究、受託研究、技術 研修等)をコーディネートしています。

評価意見

 おおいた食品オープンラボの貸し出しと、利 用の大幅増に大変感謝している。機器や得られ る成果の勉強会開催も効果が見られている。ロ ガーの様な、多くの企業の必要を感じる機器の導 入を今後も期待している。

 食品産業企業会やオープンラボ利用者の意見を吸い上 げ、汎用的、実用的な機器など今後の機器の導入の参考 にします。特に安心・安全な食品製造に向けて品質管理 の部分に力を入れていきます。

課題提言

 センターが支援機関連携の中心的存在となるよ うに希望している。

 各支援機関や県内公設試、大学等との連携を密に取り ながら、中小企業(特に小規模事業者)支援の中心的機 関となれるよう努めていきます。

多様な連 携による 支援に関 する総合 評価

89点 課題提言

 企業が必要とする内容に応じて、各機関に問 い合わせするのではなく、データ検索を行うこ とで、必要な情報を一括で入手出来るような、 AIコンセルジュを導入して欲しい。

 全国の公設試や産総研の、データベース等の活 用促進及び、各地の技術や商品化の事例を、体 系的に検索できる仕組み作りも検討して欲しい。  また、大分産の技術・商品化のプロジェクト 遂行には、多様な連携により人材や資金を集め ることが不可欠と考えられることから、大分大 学等とさらに連携を強化して進めて欲しい。

 AIコンシェルジュのようなデータ検索の構築は難があ り、産業創造機構が提供している、大分県内研究者情報 データベースや経済産業省が提供している全国鉱工業公 設試験研究機関保有機器・研究者情報検索システム等の 周知に努めていきます。

 また、県内公設試とも共同研究の芽出し、設備機器の 相互利用など連携を図りながら、大分産の技術・商品化 のプロジェクトを推進していきます。

Ⅳ 計画の推進体制

1.柔軟 で効率的 な組織運 用

82点 評価意見

 各種課題に対して、真摯に受け止め、迅速に 対応策を講じており、十分に評価できると感じ た。

 今後も、一担当では解決が困難な課題や案件において は、横断的なプロジェクトチームの編成等により、様々 な技術や知見を組み合わせ、的確かつ迅速に課題解決を 図っていきます。

2.職員 の資質向 上

82点 課題提言

今後も派遣計画を立て、計画的な人材の育成 に努めて欲しい。

研究員の長期研修について、増員が可能であ れば、積極的に派遣して欲しい。

企業からの相談内容等は、近年多岐にわたり複合化・ 高度化しているので、それに対応していくためには、職 員の資質向上は必要不可欠です。

近年若手研究員の採用も多いため、計画的な人材育成 に努めます。限られた予算の中で、各職員の時宜に応じ た研修メニューを組み、長期研修等により人材の育成に 努めていきます。

3.業務 の遂行管 理

89点 課題提言

アンケートの回収率は30%台と低いことか ら、多くの利用者の意見を業務改善に反映させ るためにも、アンケートの回収率を向上させる対 策は、今後も継続して実施する必要があるので はないか。

昨年度は、アンケートの回収率が向上するよう、実際 にセンターを利用した企業担当者に直接送付しました が、大幅な回収率向上には結びついていません。以前 は、企業訪問での手渡し等も行いましたが、今後さらに 回収率向上に向けた具体的方法を検討し、半期ごとの集 計など回収率向上に努めていきます。

意見コメント 今後の対応

評価 項目

評価 点数

意見 内容

意見コメント 今後の対応

2.他の 支援機関 との連携

評価 項目

意見 内容 82点

(12)

評価意見

 センターが実施しようとしている県内の商工 会議所を通じての広報活動は、草の根活動では あるが良いと思う。

 これまでも商工団体へのセンター紹介は機会ある事に 行ってきましたが、本年は特に、指導員の研修や会議等 で時間をとってセンターの紹介を始めました。各団体に おいて、事業主と直接お話しされる方に、センターを紹 介することで、センターの認知度を高めていきたいと考 えております。この活動を、種々の支援団体に広げてい くことを検討します。

課題提言

 県内の高校(普通、工業、商業、農畜産物、水産 を問わず)との技術連携を積極的に進めて欲し い。

 県内高校へは食品の依頼分析や研究のための機器貸付 を通して、技術指導や支援を行っております。教員や生 徒を含めた外部からの見学も積極的に受け入れており、 開かれたセンターを目指します。

課題提言

 広報活動の取組が強化されているが、機器の 貸付数の増加等に関してまだ十分でないところ もあるので、機器等についてセンターの特色や 強みをアピールするような動画をHP上にアップ する等、一層の強化が望まれる。(同意見3 人)

 動画によるセンター機器の紹介については、ハイス ピードカメラの事例をYouTubeで紹介しております。 動画の取組はこれからの課題ですが、動画や事例集、 HPや紙媒体など、機器や相談案件ごとに使い分けて、 利用者にわかりやすい広報に努めます。

課題提言

広報活動については、まだまだ工夫して実施すべ き施策があると感じた。(同意見2人)

平成28年度から広報委員会の活動を始めたばかりで すが、従来の広報活動(HPや機関紙)の改善をはじ め、相手のニーズに即した情報提供ができるように各地 域での説明会や各種団体へのセンター紹介などを進めて いきます。

評価意見

・外部評価も含めた各種課題について真摯に対 応していることから、十分に評価でき、期待が できると感じた。「新データベースシステム」 の活用について、大いに期待している。

今後も様々な課題に取り組んでいくためにも、アンケー ト調査や研究評価委員会、機関評価委員会などPDCA サイクルの実践を継続しながら適切な業務の遂行管理に 努めていきます。また、新データーベースを活用するこ とにより、ニーズの把握や企業支援の強化に繋げていき ます。

課題提言

 ICT活用(IoT推進)で生まれる産業・ ビジネスは、付加価値・サービス向上を担うソ フトビジネスと云われています。そのビジネス の創出を進める上で、大分県全体でみると人材 不足は明白なことから、センターが大分県の中 核・推進リーダーを担い、取り組んでもらいたい。 そのためには、職員に対して、ハード技術を超え た複合サービス技術の習得や向上、提言能力の 向上を進めて欲しい。そして、県内外の人材・ 企業・チームと連携する体制・組織を構築してい き、ワーキング・グループを運用し、予算取り・モ デル実証・事業化へと展開する様々な連携体制を 構築する必要があるのではないか。

 IoT推進により、今後ICT人材が地方やユーザ企 業で大幅に不足していことは、県全体の課題であると考 えています。人材不足に対応するためにも、まずはセン ター職員のICTスキル・能力の向上を図るとともに、 県情報政策課及び九州・沖縄地域産業技術連携推進会議 のIoT分科会など横の連携による組織力の強化にも取り 組んでいきます。また、センターが実施している企業技 術研修、大分県産業創造機構が取り組んでいるIoT人 材育成研修などとも連携し、県内企業技術者のICTス キル・能力の底上げにも取り組んでいきます。センター としても、ICT活用で生まれくる産業・ビジネスの創 出における、大分県の中核的な支援・推進リーダーにな るよう組織力の強化や予算の獲得を目指していきます。

課題提言

 大分県の技術情報の発信基地の中心として、 新技術や新設備を積極的に発信して欲しい。子 供達には、分かり易い様にアニメ等で発信したら どうか。将来の人材が大分県って面白い、残っ て技術開発を志そうと思えるように取り組んで 欲しい。

 今後も効果的な広報手法を検討しながら積極的に新技 術や新設備の発信に努めていきます。

 科学技術の振興については、年に1度の体験参加型イ ベントの開催や、要望に応じて、児童・生徒のみならず 教員に対しても施設見学や大学・高校のインターンシッ プの受け入れも行っており、施設見学者は年々増え続け ている状況です。なお、児童・生徒向けの説明について は、「おおいたものづくり発見ブック」などの活用や工 夫を懲らしながら、大分の技術はすごくて面白いと感じ てもらえるよう取り組んでいきます。

組織・運 営体制に 関する総 合評価

67点

78点 4.広報

(13)

機関評価委員会実施要領

大分県産業科学技術センター(以下「センター」という。

)の運営や業務全般に関わる評価は、この

要領により行うものとする。

(機関評価委員会)

第1条

センターの運営や業務全般に関わる評価を行うため、センターに機関評価委員会(以下「委員

会」という。

)を設置し、以下の評価を行う。

(1)組織・運営体制に関する評価

(2)企業のものづくり活動に対する総合支援に関する評価

(3)技術シーズによる県内産業の振興に関する評価

(4)多様な連携による支援に関する評価

(委員会の構成)

第2条

委員会の構成は以下のとおりとする。

(1) 委員は10名以内とし、大分県産業科学技術センター長(以下「センター長」という。

)が指

名する者。

(2) 委員長は、委員の互選による。

(3) 任期は、3年とする。

(委員会の開催)

第3条

委員会は、センター長の招集により、原則、毎年開催する。

(委員会の実施方法)

第4条

センターの運営や業務についての説明、及び質疑応答を行い、各委員から評価項目に即した講

評をまとめる。

(1) 説明者:センター長及びセンター長が指名する者

(2) 資

料:

「業務概要」

、その他参考資料

(評価の取扱い)

第5条

センター長は、委員会の結果及び講評に対する問題点について検討し、改善に努める。

改善内容等は後日、委員会に報告する。また、委員会における評価結果と講評、改善内容等は委員の

承諾を得てホームページ等で公開する。ただし、企業情報等機密保持が必要な情報は公開しない。

(事務局)

第6条

委員会の事務局は、企画担当部署に置く。

(その他)

第7条

この要領に定めるもののほか、機関評価の実施に関し必要な事項の細目については、センター

長が別途これを定める。

附則:この要領は、平成 18 年 4 月 1 日から施行する。

この要領は、平成 21 年 4 月 1 日から施行する。

この要領は、平成 22 年 4 月 1 日から施行する。

(14)

<業務指標>

技術相談件数

2200件/年間

企業との最初の接点、利用のバロメータ

事業化件数

5件/年

共同研究等による事業化を力強く後押し

設備機器利用の促進

2400件/年間

高度な設備利用環境の維持、利用の促進

産業科学技術センターの基本的使命=「モノづくり現場の技術支援機関」

Ⅱ . 技 術 シ ー ズ に よ る 県 内 産 業 の 振 興

企業イノベーションをリード

Ⅲ.多様な連携による支援

産学官連携による課題解決支援

第3期「中期業務計画」

(平成26年度~平成30年度の主な取り組み)

コスト低減

納期短縮

新製品の開発

異分野参入

販路開拓

製品の不具合

トレーサビリティ

クレーム対策

品質管理

<企業課題>

企業の競争力を強化

新しい技術シーズの創出

<業務指標>

電磁力試験計測に係る国際認証

ISO/IEC17025の取得

国際競争力ある製品創出

特許出願

2件/年

技術シーズ関連の特許等出願の推進

外部資金の獲得

2件/年

技術シーズ関連の外部資金の積極的獲得

新事業・新分野を開拓

Ⅰ.企業のものづくり活動に対する総合支援

企業課題の解決を全力支援

計画の推進体制

柔軟で効率的な組織運用

・プロジェクトチームの編成

・OB人材の活用

職員の資質向上

・エキスパートの育成

・コーディネート能力の育成

業務の遂行管理

・アンケート調査

・外部評価

広報活動の強化

・インターネット活用

・パブリシティー活用

蓄積された技術シーズの活用

環境技術のさらなる展開

農業など一次産業へのICT応用

マグネシウム合金の利用技術の確立

麦焼酎の高品質化、ブランド化

地域資源を活用した加工食品の開発

その他

自動車・半導体・医療機器分野

(CFRP、3次元造形技術

等)

エネルギー分野

(温泉資源活用

等)

電磁力分野

(高効率小型発電機

等)

食品分野

(広域流通技術

等)

その他

(ICT技術

等)

県境を越えた広域連携の推進

次世代自動車産業分野における福岡県工業技術センター、

医療機器産業分野における宮崎県工業技術センターとの連携

他の支援機関との連携

・県内外の試験研究機関

(情報共有・共同研究

等)

・大学等研究機関

(共同研究

等)

・(公財)大分県産業創造機構

(創業・販路開拓

等)

・(一社)大分県発明協会

(知財取得・活用

等)

(15)
(16)
(17)
(18)
(19)
(20)
(21)
(22)
(23)
(24)
(25)
(26)
(27)
(28)
(29)
(30)
(31)

参照

関連したドキュメント

第16回(2月17日 横浜)

関係会社の投融資の評価の際には、会社は業績が悪化

化管法、労安法など、事業者が自らリスク評価を行

 日本一自殺死亡率の高い秋田県で、さきがけとして2002年から自殺防

○齋藤部会長 ありがとうございました。..

人間は科学技術を発達させ、より大きな力を獲得してきました。しかし、現代の科学技術によっても、自然の世界は人間にとって未知なことが

活動の主軸となっているビーズ細工、カラオケ、卓球を当年度も主な活動